相続コラム(一覧)

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  • 法務局の役割知ってますか?倉敷市だけでなく、日本の不動産の価値を守ってくれるのは法務局なんです。

    2026.06.25

    法務局の役割知ってますか?倉敷市だけでなく、日本の不動産の価値を守ってくれるのは法務局なんです。

    こんにちは。 みなさんは、自分が住んでいる家や、親から譲り受けた土地の「価値」がどうやって守られているか、深く考えたことはありますか? 「駅の近く便利だから」「人気の学区だから」 確かにそれも理由の一つです。でも、実はもっと根本的なところで、私たちの財産を文字通り「命がけ」で守ってくれている存在がいます。 それが、倉敷市にある「法務局(地方法務局)」の職員の方々です。 令和6年から始まった「相続登記の義務化」で世間は大騒ぎですが、なぜ国がそこまで登記にこだわるのか。今回は、私たちが普段当たり前のように恩恵を受けている「倉敷の土地の価値」と、それを裏で支えるプロフェッショナルたちの、決して表に出ないドラマについてお話しします。 【不正を許さない】1ミリの妥協も許されない「最後の砦」 もし、明日誰かが勝手に「この土地は俺のものだ」と嘘の書類を作って、あなたの土地を乗っ取ろうとしたらどうしますか? そんな SF のような話が現実にならないのは、倉敷の法務局の職員さんが、毎日膨大な書類の海と格闘しながら、「公平かつ正確な手続き」を徹底的に守り続けてくれているからです。 登記の手続きというのは、信じられないほど厳格です。 提出された書類に1文字のミスがあっても、印鑑の影が少し滲んでいるだけでも、職員さんは絶対に見逃しません。「これくらい、まぁいいか」というお役所仕事は、そこには一切存在しないのです。 なぜなら、彼らがハンコを押し、システムに登録した瞬間に、その土地の権利が「国によって100% 保証される」から。 もし審査が甘く、不正な登記が1件でも紛れ込んでしまったら、倉敷の土地に対する信用は一瞬で崩壊します。誰も怖くて倉敷で土地を買えなくなり、街の地価は暴落していくでしょう。私たちが安心して「ここはウチの土地だ」と言えるのは、彼らが公平無私な目で見張り続けてくれているからに他なりません。 【資産を守る】倉敷のブランドと地価を裏で支える「見えない盾」 倉敷市には、歴史ある美観地区をはじめ、活気のある水島地区、利便性の高い児島や玉島など、多様で魅力的な土地がたくさんあります。これらの土地が今も高い価値を維持し、次世代へ引き継がれているのは、単に「人気があるから」だけではありません。 「過去から現在に至るまで、すべての権利関係が綺麗に証明されている」 この圧倒的な安心感があるからこそ、倉敷の不動産市場は健全に回り、土地の価格が不当に暴落することなく守られているのです。法務局の職員の方々は、言わば倉敷の街の「資産価値の守護神」です。彼らの正確無比なチェックがなければ、どんなに素晴らしい一等地であっても、ただの「リスクを孕んだ不確実な地面」に成り下がってしまいます。 【国家の危機】義務化は、その「信頼のチェーン」を守るための最終手段 では、なぜ今「相続登記の義務化」が必要だったのか。 それは、国民が登記を放置しすぎたせいで、法務局の職員さんたちがどれだけ目を光らせても、「そもそも所有者が誰なのか追えなくなる土地」が限界突破寸前まで増えてしまったからです。 どれだけ優秀な法務局のプロであっても、3代も4代も前の名義のまま放置され、相続人が100人に膨れ上がった土地は、魔法のように一瞬で整理することはできません。 登記の放置は、法務局が命がけで維持してきた「日本の土地の信用システム」を、国民自らの手で破壊する行為に等しいのです。 だからこそ、国は罰則を設けてでも「お願いだから、正しい情報を法務局に届けてくれ」と舵を切りました。これ以上、倉敷の、そして日本の土地を「誰のものか分からない暗闇」に突き落とさないための、まさに背水の陣です。 【最後に】次は、私たちがバトンを繋ぐ番 私たちが何気なく暮らしている倉敷市の平和な日常。その足元は、法務局の職員の方々が日々積み重ねてくれる「100% 正確な手続き」という、目に見えない強固な土台の上に成り立っています。 彼らが守り続けてくれた倉敷の土地の価値を、次の世代に綺麗な形で引き継ぐこと。それは、土地を持つ私たち一人ひとりの最低限の責任ではないでしょうか。 「手続きが面倒だから」「お金がかかるから」と実家の土地を放置することは、その精緻なシステムに泥を塗るようなものです。 あなたの実家や、倉敷にある大切な土地。 ぜひ一度、法務局が守ってくれている「登記簿」を開いて、現状を確認してみてください。それこそが、我が家の財産を守り、この美しい倉敷の街の価値を未来へ繋ぐ、第一歩になります。

  • 倉敷市でも人ごとではない!相続登記を義務化しないといけない本当の理由!

    2026.06.22

    倉敷市でも人ごとではない!相続登記を義務化しないといけない本当の理由!

    突然ですが、みなさんは「自分の家や土地が、明日から突然、誰のモノでもなくなってしまうかもしれない」と考えたことはありますか? 「そんなバカな話があるわけない。ちゃんと倉敷にある土地だし、親から受け継いだものだから」 そう思った方にこそ、今すぐ知っていただきたい現実があります。 令和6年(2024年)4月から、「相続登記の義務化」という法律がスタートしました。国が重い腰を上げ、ついに罰則(過料)付きの義務化に踏み切ったのです。 なぜ、国や自治体はここまで強硬な手段に出る必要があったのか。 今回は、普段はあまり表に出てこない「国の本音と焦り」、そして私たち倉敷市民が直面している「本当の危機」について、綺麗ごと抜きでお話しします。 【倉敷の消滅】九州の面積が「まるごと幽霊化」している国家の異常事態 国がいま、何に一番恐怖しているか。それは「日本の国土が、文字通り消滅しかけている」という事実です。 現在、日本国内で「誰の土地か分からない」「連絡がつかない」という状態になっている土地の総面積は、なんと九州全体の面積(約410万ヘクタール)を超えていると言われています。 これは、私たちの住む倉敷市の面積(約355平方キロメートル)の100倍以上の土地が、日本国内で「幽霊化」しているということ。 この狭い日本で、これほど膨大な土地の所有者が分からないということが、どれほど異常で、都市の安全を揺るがす危険なことか想像できるでしょうか。 【機能麻痺】倉敷市民が巻き添えを食らう、街を滅ぼす「3つの大罪」 「誰の土地か分からなくても、別にほっとけばいいじゃないか」と思うかもしれません。しかし、登記が放置され、所有者不明の土地が増え続けることは、倉敷市の機能を根底から麻痺させ、結果的に市民全員の首を絞めることになります。 1. 災害時に「見殺し」にされる被災地 倉敷市は過去に大規模な水害を経験しており、防災・減災は命に直結する最優先課題です。しかし、いざ避難路を広げよう、堤防や排水施設を強化しようとしても、工事区域に「所有者不明の土地」が1箇所でもあると、国や倉敷市であっても勝手にその土地を動かすことはできません。 何十人、何百人と膨れ上がった相続人を何年もかけて探し出している間に、防災工事は完全にストップします。「次の災害で、救えるはずの命が救えない」。これが国、そして自治体の最大の焦りです。 2. あなたの隣の家が「合法的なゴミ屋敷・崩壊寸前の廃墟」になる 美観地区に代表される美しい街並みを持つ倉敷市ですが、一歩裏通りに入れば空き家問題は深刻です。所有者不明の土地にある空き家は、どれだけ老朽化しても、誰も壊すことができません。壁が崩れ、ネズミや害虫が湧き、火災のリスクが高まっても、行政すら簡単には手を出せないのです。あなたの隣の家がそうなったとき、あなたの資産価値も一緒に暴落します。 3. 大切な水源や土地が「サイレント買収」される恐怖 所有者が曖昧で放置された土地は、実態のつかめない外国資本や悪質な業者による事実上の不法占拠、買い漁りのリスクに晒されます。気づいたときには、倉敷の重要な土地や自然環境が、日本の法律の届かない場所に変わってしまう。国としては、国防や地域治安の観点からもこれ以上放置できないデッドラインに達しているのです。 【前代未聞】放置は「犯罪」と同じ。国が容赦なくペナルティを科す理由 国はこれまで、国民の自主性に任せてきました。しかし、もはや手遅れになる寸前です。だからこそ、国は「お願い」を止め、ペナルティという「ムチ」を用意しました。 【法改正による絶対的なルール】 不動産を相続で取得したことを知った日から3年以内に登記をしなければ、**10万円以下の過料(ペナルティ)**が科される可能性があります。 ※「法改正より前に相続した土地」も、すべて対象になります。 「倉敷の実家や田畑なんて、大した価値もないし売れもしないから放置でいいや」 その油断が、数年後、あなたの元に届く「過料の通知書」に変わります。さらに恐ろしいのは、世代を跨いで放置された土地は、いざ手続きをしようとすると「見ず知らずの親戚100人の実印が必要」という、個人の力では絶対に解決できない地獄のような事態に発展することです。 【最後に】国家の危機は、明日あなたの家庭を壊す危機 国がこの法律を作ったのは、国民からお金を巻き上げるためではありません。「これ以上、日本の、そして倉敷の土地を死なせないため」の、最終通告です。 「うちは大丈夫」と思っている方に限って、祖父母の代の登記がそのままになっていたり、誰も全容を把握していない山林が残っていたりするものです。 あなたの家は、本当に大丈夫ですか? 手遅れになって、ある日突然、国家からペナルティを科される前に。そして、大切な家族に「一生終わらない相続地獄」を押し付ける前に。今すぐ、倉敷にある実家や土地の登記簿を確認してください。

  • 【倉敷市・空き家対策】家にいながら学べる「ビデオポッドキャスト」を始めました!ー【倉敷市】で相続の情報を発信し続ける相続円満相談室ー

    2026.06.19

    【倉敷市・空き家対策】家にいながら学べる「ビデオポッドキャスト」を始めました!ー【倉敷市】で相続の情報を発信し続ける相続円満相談室ー

    こんにちは。一般社団法人 相続と空き家の相談窓口をしている相続円満相談室の内川良太郎です。 私たちは、倉敷市を中心に「大切な実家をどう引き継ぐか」「増え続ける空き家をどう解決していくか」という問題に、地域密着で日々取り組んでいます。 これまで地元の公民館などで無料のセミナーや相談会を開催してきましたが、日頃から「仕事や家事が忙しくて会場まで足を運べない」「興味はあるけれど、いきなり相談会に行くのは少し緊張する」というお声をいただくことも少なくありませんでした。 そこで、もっと気軽に、多くの方に大切な情報を届けたいという想いから、新しく「ビデオポッドキャスト」による情報発信をスタートすることにいたしました! これからは、わざわざ相談会にお越しいただかなくても、ご自宅のリラックスした環境で、スマホ一つでいつでも有益な専門知識を手に入れていただけます。 倉敷市でも他人事ではない「人口減少」と「空き家」のリアル なぜ私たちが、ここまで新しい情報発信の形にこだわるのか。それは、ここ倉敷市でも空き家をめぐる環境が年々、厳しさを増しているからです。 日本の人口減少や少子化は大きなニュースになっていますが、これは決して遠いどこかの話ではなく、私たちの暮らす倉敷市でも全く同じことが起きています。 さらに私たちが現場で強く危機感を感じているのが、「少子化」と「未婚化(結婚しない人の増加)」が背景にあり、空き家の“行き場”が完全になくなりつつあるという現状です。 引き継ぐ子供や孫がいない 子供が県外や市内の別の場所にマイホームを建て、実家に戻る予定がない 独身のまま実家を相続したものの、今後の管理や処分をどうしていいか分からない こうした理由から、かつて家族の笑顔があふれていた温かい我が家が、誰にも引き継がれないまま、どうしようもない「放置された空き家」になってしまうケースが急増しています。倉敷市の公式ホームページでも「将来、空き家にしないために」と事前の整理や話し合いが呼びかけられていますが、それだけ地域にとって深刻な課題になっているのが現状です。 「まだ元気なうち」に、ご自宅でリラックスして知ってほしい 空き家や相続の問題は、いざその時(認知症の発症や、ご不幸など)が来てから慌てて動いても、選べる選択肢が非常に狭まってしまいます。できれば「家族みんなが元気なうち」に、少しずつ知識をつけて考えておくのが一番の理想です。 「でも、わざわざ専門家のところへ相談に行くのは大ごとだしなぁ……」 そんな風にためらってしまう方にこそ、今回始めたビデオポッドキャストを役立てていただきたいのです。 動画(映像)でじっくり資料を見ながらスマホで学ぶ 家事や通勤、お散歩の合間に、ラジオ感覚で「耳だけ」で聴く これなら、ご自身のライフスタイルに合わせて、ご自宅にいながら「我が家のこれから」について考えるヒントを得ることができます。 地域に寄り添う相談窓口として、これからの配信予定 ビデオポッドキャストでは、難しい法律の専門用語はできるだけ使いません。倉敷の地元の事例や、私たちが日々お受けしているリアルな相談内容をベースに、分かりやすくお話ししていきます。 今後は、以下のようなテーマを定期的にお届けしていく予定です。 倉敷市の空き家問題の現状と、今からできる実家の対策 損をしない、家族が揉めないための「相続」の基本 実家が空き家になる前にやっておきたい「生前整理・家財処分」の進め方 人口減少や少子化という時代の変化の中でも、住み慣れた倉敷の街が、そして皆様の大切なご家族が安心して笑顔でいられるように。私たちはこれからも、時代に合わせた新しい形でお手伝いを続けていきます。 最初の配信準備が整いましたら、またこちらのブログやSNSでお知らせしますね。どうぞお楽しみに! https://open.spotify.com/episode/47SLG02VTtgipfXUlNW9yX?si=ARklBaKXTTqC3YB6ckn0UQ  

  • 今日は倉敷市林地区の郷内憩いの家で、家族信託の無料セミナーをやりました!ー【倉敷市】で認知症対策の家族信託の相談も相続円満相談室へー

    2026.06.16

    今日は倉敷市林地区の郷内憩いの家で、家族信託の無料セミナーをやりました!ー【倉敷市】で認知症対策の家族信託の相談も相続円満相談室へー

    【倉敷市林地区】郷内憩いの家で「家族信託セミナー」の講師を務めました! こんにちは。倉敷市を中心に、家族信託や相続のご相談をいただいている相続円満相談室の行政書士の内川良太郎です。 先日、倉敷市粒江にある「浮洲園」さんからご縁をいただき、林地区の「郷内憩いの家」にて開催された家族信託の無料セミナーに講師として登壇いたしました。 浮洲園のスタッフの皆さんが「地域の皆さんが将来の不安を少しでも解消できる場所を作りたい」と企画された今回のセミナー。当日の様子とともに、会場でいただいたリアルなご質問などをレポートとしてお届けします。 林地区・近隣から12名の女性が集まったアットホームな勉強会 当日は、郷内憩いの家に12名の方々がお集まりくださいました。席を見渡してみると、今回はなんと参加者全員が女性。 「家族信託」という言葉は最近テレビや新聞でも見かけますが、どうしても「法律や手続きの話で難しそう……」というイメージがありますよね。最初は少し硬い表情をされている方もいらっしゃいました。 ですが、いざお話が始まると、皆さん本当に真剣そのもの。 「我が家の場合はどうなるかしら」「親のこれからを考えると、今のうちにできることは?」と、ご自身の家族の顔を思い浮かべながら、熱心にメモを取られている姿が印象的でした。 今回は専門用語をできるだけ使わず、「大切な家族とこれからの暮らしを、自分たちの手でどう守っていくか」という、倉敷での日々の暮らしに寄り添った身近な事例を交えてお伝えしました。 セミナー後に続出した「家族信託」に関するリアルなご質問 特にGoogleなどで検索されることも多い、皆様が一番気になっているポイントについて、セミナー後の質疑応答でたくさんの具体的なご質問をいただきました。いくつかご紹介します。 Q. 「遺言書」を作るのと、「家族信託」は何が一番違うの? A. 遺言書は「自分が亡くなった後」の財産の行方を決めるものですが、家族信託は「自分が元気なうちから、万が一認知症などになった後、そして亡くなった後まで」を一気通貫でサポートできる点が大きな違いです。 Q. うちの親のケース(実家と預貯金)でも、この仕組みは使える? A. もちろん使えます。むしろ、将来「実家が空き家になってしまうかもしれない」「親の口座が凍結されて施設費用が出せなくなるかも」という身近なお悩みにこそ、家族信託は非常に有効な地元の対策になります。 気がつけば、予定していた終了時間を大幅に過ぎてしまうほどの熱気となり、倉敷にお住まいの皆様が、ご家族のこれからをどれだけ大切に考えていらっしゃるかがひしひしと伝わってきました。 粒江の浮洲園さんとともに、倉敷の「安心」を支えたい 今回、粒江の浮洲園さんに声をかけていただいたおかげで、林地区の「郷内憩いの家」という、地域の皆様が普段から集まりやすいリラックスした場所でお話しすることができました。 専門的な知識をお伝えするだけでなく、こうして地元の皆様の「生の声」や不安に直接触れ、一緒に考える機会をいただけたことは、私にとっても本当に貴重な経験です。 家族信託は、早く始めれば始めるほど、選べる選択肢が増える仕組みです。 「うちの場合はどうなんだろう?」と少しでも気になった方は、一人で悩まずに、まずは身近な相談窓口を頼ってくださいね。 ご参加いただいた12名の皆様、そして素敵な機会をくださった浮洲園の皆様、本当にありがとうございました! 【今回のセミナー会場】 開催場所:倉敷市郷内憩いの家(岡山県倉敷市林) 主催:浮洲園(倉敷市粒江) テーマ:シニア世代と家族のための「家族信託・認知症対策セミナー」   もし何か聞きたいことがあれば、無料相談が出来る相続円満相談室にお問い合わせください。 相続を一つの窓口で相談出来る相談窓口

  • 今日は倉敷市市民活動推進課の令和7年度の事業報告をするため倉敷市役所に行ってきました!

    2026.06.13

    今日は倉敷市市民活動推進課の令和7年度の事業報告をするため倉敷市役所に行ってきました!

    今週も朝6時30分から 倉敷市役所東駐車場に集まり倉敷駅前までを みんなでゴミ拾いを行いました!  

  • 倉敷市で内縁関係のご夫婦が遺言書を残しておく大切さ!

    2026.06.12

    倉敷市で内縁関係のご夫婦が遺言書を残しておく大切さ!

    「うちは籍を入れていないから…」京都にお住まいのご夫婦との遺言書相談   先日、京都にお住まいのご夫婦から遺言書作成のご相談をいただきました。   お二人は長年連れ添ってこられた内縁関係のご夫婦です。 生活も家計も一緒。周囲から見れば普通のご夫婦と変わりません。   しかし、ご主人様はこんな不安を抱えておられました。   「私にもしものことがあったら、この家や預金はどうなるのでしょうか。」 実は、この不安はとても大切な視点です。   内縁の妻には相続権がありません 長年一緒に暮らしていても、法律上の婚姻届を提出していない場合、内縁の配偶者には相続権がありません。   例えば、ご主人様名義の預金や不動産があった場合、ご主人様が亡くなると、原則として法定相続人が相続することになります。   内縁の奥様が当然に相続できるわけではありません。 「何十年も一緒に暮らしてきたのに?」 と思われるかもしれませんが、法律上はそういう扱いになります。   「家はそのまま住める」と思っていた 今回のご相談でも、ご主人様は 「家は一緒に住んでいるから大丈夫だろう」 と思われていました。   ところが、名義がご主人様単独だった場合、相続人との話し合いが必要になることがあります。   場合によっては、住み慣れた家に住み続けることが難しくなるケースも考えられます。   ご本人にとってはもちろん、残される方にとっても大きな問題です。   遺言書があれば意思を残すことができます そこで重要になるのが遺言書です。   遺言書があれば、 「この不動産は内縁の妻に遺贈する」 「この預金は内縁の妻に渡したい」 という意思を法律上の形で残すことができます。   もちろん内容によっては相続人の権利との調整が必要になる場合もありますが、何も準備していない場合と比べると大きな違いがあります。   遺言書は財産の多い人だけのものではありません 「遺言書は資産家が作るもの」 と思われる方も少なくありません。   しかし実際には、 ・自宅がある ・預貯金がある ・再婚や内縁関係で家族関係が複雑 ・特定の人へ財産を残したい こうした場合こそ、遺言書が重要になります。   財産額の問題ではなく、「自分の意思を残せるかどうか」の問題なのです。   最後に 今回の京都でのご相談では、ご主人様も 「元気なうちに考えておいて良かった」 と話されていました。   相続の問題は、亡くなってからでは本人の意思を確認することができません。   だからこそ、元気な今だからこそできる準備があります。 大切な人に想いを残すために。   そして残された方が困らないために。   遺言書は、ご自身の人生の締めくくりを形にする大切な手続きの一つだと思います。