2026.06.02
倉敷市でも相続でトラブルになる家はたくさんある!ー【倉敷市】で相続を円満に導く相続円満相談室ー
倉敷市で相続の無料相談を行なっている、相続円満相談室です。倉敷市内でも、財産をたくさん持っている方はいらっしゃり、その手続きの中で揉めるご家庭もあります。 「相続で揉めるのなんて、お金持ちの家だけでしょ?」 そう思っている方がいたら、それは実は大きな誤解なんです。 裁判所が発表しているデータ(司法統計)を見ると、驚くべき事実が分かります。なんと、相続争いになって裁判所(家庭裁判所)に持ち込まれたケースのうち、全体の約75%〜80%近くが「遺産5,000万円以下」の、ごく一般的なご家庭なのです。 さらに驚くことに、そのうちの3割以上は「遺産1,000万円以下」での争いです。 では、財産の量(金額)によって、揉め方やトラブルの原因はどのように変わるのでしょうか?「普通の家庭」から「資産家」まで、財産額によるトラブルの傾向を分かりやすくまとめてみました。 1. 遺産5,000万円以下のご家庭 ★トラブルの原因:「分けるものが『家』しかない」 データ上、もっとも揉めやすいのがこの価格帯です。お小遣いやちょっとした貯金、そして「今親が住んでいる実家」があるという、世間一般の“普通の家庭”が一番危ないと言われています。 なぜ揉める?: 財産のほとんどが「実家(不動産)」で、現金が少ないからです。例えば、3,000万円の価値がある実家と、300万円の貯金があったとします。子ども2人で分ける場合、1人が家を継いだら、もう1人に渡せる現金が足りなくなってしまいます。 トラブルの心理: 「家を売って半分にしよう」と言っても、片方が「思い出の実家を残したい」と言い張ったり、「自分が親の介護をしたんだから、家をもらう権利がある」と感情のぶつかり合いになりやすいのが特徴です。 2. 遺産5,000万〜1億円のご家庭 ★トラブルの原因:「ちょっとした格差と、相続税への焦り」 このクラスになると、そこそこの現金や複数の不動産、株式などを持っていることが多くなります。また、2015年の法律改正以降、この価格帯から「相続税」がかかるケースが一気に増えました。 なぜ揉める?: 税金を安くするための「特例」を使おうとして揉めます。例えば、「実家を長男が継げば税金が安くなる特例」があるのですが、そうすると次男から「じゃあ僕の取り分が減るじゃないか」と不満が出ます。 トラブルの心理: 「税金の締め切り(10ヶ月以内)」が迫る中、焦って話し合いを進めようとするため、日頃の兄弟間の小さな不満(「お前は昔から贔屓されていた」など)が爆発してしまいがちです。 3. 遺産1億円以上の富裕層のご家庭 ★トラブルの原因:「昔の約束や、生前贈与のひいき」 これほどの資産家になると、事前に税理士さんなどを入れて「しっかり相続税対策をしている」ことが多いため、意外にも全体の件数としては争いが少なめになります。しかし、揉めると泥沼化します。 なぜ揉める?: 生前の「不公平な援助」が原因になります。「長男だけ家を買う頭金を出してもらっていた」「あの妹だけ毎月お小遣いをもらっていた」という、過去数十年のひいき(特別受益といいます)を、他の兄弟が引っ張り出してきて泥沼の計算合戦が始まります。 トラブルの心理: 動く金額が大きいため、お互い一歩も引けなくなります。また、会社を経営している場合は、会社の株を誰が引き継ぐかという「後継者争い」も絡んできて複雑化します。 一目でわかる!財産の量とトラブルの傾向 財産の量 よくあるトラブルの原因 揉めるきっかけ 5,000万円以下 (普通の家庭) 不動産(実家)の切り分けができない 「現金がなくて平等に分けられない」 5,000万~1億円 (プチ資産家) 相続税の優遇をめぐる意見の対立 「税金の締め切りが迫って焦る」 1億円以上 (富裕層) 過去のひいき(生前贈与)の暴露 「あの時、あいつだけ得をしていた」 まとめ:揉めるのは「お金の多さ」ではなく「分けにくさ」 こうして見てみると、ある共通点に気づきます。 それは、金額が多いから揉めるのではなく、「きれいに分けられない(実家など)」から揉める、ということです。 遺産が少なくても、きれいに半分こできない実家があればトラブルになりますし、遺産が多くても、すべて現金なら1円単位まで平等に分けられるので意外と揉めません。 「うちは分けるほど財産がないから大丈夫」 この一言が、実は一番危ないサイン。 残される家族がずっと仲良くしていくために、財産の多い少ないにかかわらず、「我が家の場合はどうやって分けようか?」を、元気なうちに少しだけ家族で共有しておくことが、何よりの予防接種になりますよ。 倉敷市で相続の事を聞きたい時は 相続円満相談室へ相談ください。